セバスチャンは吉祥寺の小さな中華料理店の出前をしている。
今日も自転車をこぎオカモチを持って街の中を走る。以前バンドでボーカルをしていたけれど今はもう歌っていない。
まだ21だけど気持ちは余生。
季節は夏。でも、夏なんて早く終わって欲しいと思う今日この頃。
そんなある日出前の途中に出会ってしまった一人の女。
女は常連客の不動産屋さんの娘、景子。
離婚したての出戻りバツイチ、アラサー女。
バファリンズという謎のユニットを組んでライブ活動している。
景子はセバスチャンに言う
「青春しないとまずいんじゃないの?」
余生なはずのセバスチャンの生活が少しずつ動き出したのだったが••
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